COMPONENT

【成分研究】

モンモリロナイト

構成成分

モンモリロナイト

モンモリロナイトは吸着効果があり、皮膚の余分な皮脂や汚れを抱え込んで、水と一緒に簡単に洗い流すことができる成分です。さらに、細かい粒子が毛穴の奥にも入り込み、汚れを効果的に除去する洗浄効果もあります。
また、モンモリロナイトは多くの水分を抱え込める特性によって肌表面を保湿する被膜効果もあります。
これらの特徴は、化粧品以外にも歯に付着したタバコやコーヒー、ワインなどの色素を吸着して除去し、自然な白い歯に戻す効果が期待される歯磨き粉にも使用されています。

モンモリロナイトはもともと天然の粘土鉱物で組成はケイ酸アルミニウムから成っています。粘土鉱物(Clay mineral)である事から粘土を意味する「クレイ」と呼ばれる事もあります。

構造中には部分的に電荷がマイナスとなっている箇所があり、その電荷バランスを補うために層間陽イオンが取り込まれます。層間陽イオンは、主にNa+、Ca2+、K+、Mg2+の4種類から成っており、この層間陽イオンの違いによってモンモリロナイトの性質が変わって様々な特徴が現れるのです。

モンモリロナイト

ピックアップ解説

モンモリロナイト

この成分の大きな特徴は「吸着効果」です。汚れを成分自体が吸着していくため、本来肌に必要な成分まで失うことが極めて少なくて済みます。
また、ただ汚れをさらっていくだけでなく、被膜を作るという従来の洗顔にはあまり見られないようなアプローチでの保湿効果によって、洗い上がり後の乾燥を防いでくれる優秀な成分です。

ひとこと解説

モンモリロナイト

洗顔といえば細かな泡を作って洗い上げるというイメージが強いかと思われますが、モンモリロナイトの洗顔は全く逆で、泡を立てないことが特徴です。
毛穴よりもずっと細かなクレイの粒子をなじませることで汚れや皮脂を吸着して洗い流します。
そのため、肌への負担が極端に少なくも、しっかりとした洗いあがり、そして被膜効果による保湿で、毛穴汚れによるニキビや乾燥を防ぐことができるのです。