TROUBLE

【肌悩み研究】

シワ

「シワ」の原因

乾いた紙には折り目がつきやすく、濡れた紙には折り目がつきにくいように、乾燥によりお肌の角層が硬くなると、キメが荒くなり乾燥じわができやすくなってしまいます
メイク落としや洗顔料の刺激が強いと、さらにうるおいを奪ってしまいますので要注意です。

部分別で見る「シワ」の原因

目尻のシワ

目の周りに現れる代表的なしわが、小じわ(ちりめんじわ)です。目元は特に皮膚が薄く乾燥しやすく、毎日沢山動いているので、大きなダメージを受けなくてもしわになりやすい部分なのです。目の疲れや血行不良も、老廃物が溜まったり栄養不足を引き起こし、表皮や真皮にマイナス影響を及ぼします。

眉間のシワ

眉間のしわの最大の原因は「表情癖」です。見えづらいものを見る時に目を細めたり、不機嫌な顔をしたり、日常には眉間のしわの元になる表情の癖が隠れています。寝ている間でも、歯を食いしばっていたり、眉間にしわを寄せ続けることはありませんか? 幾度となくしわを寄せていれば、いつしか深く刻まれてしまいます

額のシワ

額は比較的紫外線を浴びやすい部位であり、紫外線A波(UV-A)は真皮のコラーゲンやエラスチン線維を破壊し、新しい細胞をつくり出す機能までも弱めてしまいます。また、皮下組織も薄くなり骨の後退もおこります。そのため、深いしわが形成されてしまうのです
そしてもうひとつ、額のしわを刻んでしまう要因として表情癖があります。眉を上げる、目を大きく見開くなど、無意識の表情癖は、知らず知らずのうちに額の横じわを進行させます。
表情癖による額のしわは若い年代でも起こるため、すべての年齢共通の悩みの一つです。

「シワ」ケアのポイントは保湿と肌の再生

まず乾燥によるシワには、早めの保湿ケアが何よりも大切です。乾燥じわ程度ならば、保湿重視のスキンケアで早い時期に変化がみられます。的確に角質の奥まで水分が行き届き、長時間保湿をする「QuSome®ハイドレーションコンプレックス」のような成分が使用されたスキンケアや化粧品を使うと良いでしょう。
眉間のしわも同様に、角層をしっとり柔らかく保つための保湿ケアが基本です。エイジングも兼ねて、硬くなりがちな肌を柔らかくする効果も持つ「QuSome®エイジリカバーコンプレックス」のような、複合成分を使用した化粧品でケアを行うことがおすすめです。

皮脂腺がないに等しい目元も、早めのベーシックケアで丁寧な保湿と保護が必要です。天然のクリームである皮脂がほとんど出ないため、冷暖房などの影響により、水分が簡単に蒸発してしまうからです。目元用の美容液や、クリームなどで守るスキンケアが理想的です。
目尻の乾燥じわは、角層のうるおいが失われてキメが荒くなってしまった肌が、表情の変化で何度も折りたたまれることで起こります。乾燥した大地がひび割れを起こしているような状態です。デリケートな部分ですので、できるだけ刺激となることは避けましょう。

そして刻まれてしまった深めのしわには、真皮に働きかけるエイジングケアが必要です。
コラーゲン生成を促し、肌の張りを保つ成分であるピュアビタミンCやレチノール(進化系ビタミンAなど)は、どちらも取り入れたいものです。肌の再生を促す成長因子を活性化させる成分を含むスキンケア製品を、ぜひ活用しましょう。
他には、毎日の紫外線対策はもちろん、コラーゲンをつくる栄養素である、たんぱく質・鉄・ビタミンCが不足しないよう心掛け、質の良い睡眠と軽い運動で代謝を高めましょう。

顔の筋肉を柔らかくすることも忘れずに

加齢と共に額の筋肉が硬くなってくると、動かしていない時でもしわが深くなってきます。また、アルジルリンやパルミチン酸レチノールなどの表情筋を緩める成分もおすすめです。真皮の機能低下を防ぐには、紫外線対策も忘れずに。

肌への負担は極力かけない心がけを

メイク落としや洗顔料はくれぐれも肌、特に目元に大きな負担がかかるものは避けて、モンモリロナイトによるクレイ洗顔に切り替えると良いでしょう。毛穴の奥まで入り込んで汚れを吸着するので、泡による肌への刺激も避けられ、優しく汚れを落とすことができます。
また目の疲れを和らげるため、軽いツボ押しなどもいいでしょう。皮膚の薄さを意識して常にやさしいタッチを心掛けましょう。